退職金運用はプロに相談
退職金はサラリーマンにとっては長年働いた事に対する恩賞とも言えるものであり、また老後の資金として非常に大切なものです。書店を覗くと、退職金を運用する方法等についての書籍が多数発刊されています。
そこには、ゼロ金利とも言える現在においては、預貯金や株や信託等への分散運用が必要だと必ず書かれています。その必要性は何となく分かるものの、その分散比率等はその人の金銭的余裕度により最適比率が異なるとも書かれており、自分の年金収入等を勘案すれば、どんな比率にすべきかはよく分かりません。
またそれぞれの分散比率を決めたとしても、今まで投資などした事のない多くのサラリーマンにとっては、具体的にどこに投資すべきかの検討もつきません。
そんな時には、やはりファイナンシャルプランナー等のプロに相談するのがベターでしょう。そんなプロを頼るなら、信託銀行を思い浮かべますが、取引のない新たな信託銀行は敷居が高いかも知れません。
最近ではファイナンシャルプランナーの資格を持った人は銀行にも居られますので、まず最初にこれまで取引のある銀行に相談されると良いでしょう。
退職金の運用を行う際に安全な商品を選定する
人は一定の年齢まで働きますと定年を迎える事となり、定年後は現役時代の様に毎月の給与が得られなくなりますので、会社から支給される退職金などを利用して退職後の生活を送ってゆきます。
この退職金は運用方法によって将来受け取る金額が変わって来て、例えば定期預金など元本を保証される金融商品ですと資産が減る事は有りませんが、最近は預金金利がとても低いので、資産を増やす事は出来ません。
一方で投資信託や株式の購入では資産を大きく増やす事も可能ですが、景気の変動や企業の業績変動などによって資産が大きく目減りするリスクも有ります。
資産運用を行う際には年齢も考慮して最適な金融商品を選ぶ事が大切で、若い方でこれから投資を開始される様な方は、一定のリスクが有る商品でも中長期的に投資の見直し等を行えるからです。数年後に定年となる様な方は、退職金を目減りさせない様に低リスクの安全な商品を選定する事が非常に重要となります。